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今回は、私が本当にスゴイと思う作家さん、中山七里先生をご紹介させてください
代名詞でもある、どんでん返しが見事ゆえ、どんでん返しの帝王と呼ばれる中山七里さんとは、いかなる作家なのでしょうか
その素顔に迫ります!
中山七里って、どんな人?

1961年 岐阜県生まれ 保育園で既に保母さんに「本を書く人になりたい」という発言があったそうです
高校に入り、横溝正史と江戸川乱歩にのめり込み創作にうちこむが、実ることはないまま就職とともに創作から離れる
だがサイン会にて、生で島田荘司を見て20年ぶりに執筆を開始
このミステリーがすごい!大賞に応募し、最終選考まで残るも落選となった。この時の応募作が、のちの「魔女は甦る」でした
そして2009年、第8回このミステリー がすごい!大賞で、同一作家による二作ダブルノミネートが話題となり、同大賞を受賞
そして48歳で小説家デビューとなる
おすすめポイント
デビュー作となった「さよならドビュッシー」をはじめ、クラシック音楽を題材とした作品が多いのですが、作中での音の描写が素晴らしいんです
奥様はエレクトーン教師だそうですが、中山先生は音楽が全くの無知でシャープとフラットの違いもわからないそうです
にわかには信じられない描写力ですね。どう考えても、高い音楽力のある人でないと書けないような文章で、その筆力にただただ脱帽です
そして、中山七里先生を語る上で欠かせないポイントが、どんでん返しですね
以前BS放送内で、「誰が”どんでん返しの帝王”だなんて言い出したんだよ〜ホント勘弁してくれよ〜」と本気で嘆いておられましたが、その後も変わらず帝王の名にふさわしい作品を生み出してくれています
どの作品でも終盤で「えっ、ウソ!?」という言葉を発してしまうほど、見事に世界をひっくり返され、衝撃の展開必至です
そしてさらなる驚きのポイントが、中山先生は新作を作る時、3日ほどで一気に全てのプロットを完成させるそうです
つまり、登場人物から台詞まで全てが頭に入っており、それを2000字以内にまとめた梗概を、執筆する前に担当編集者に渡すそうです
そして、その脳内のプロットを2、3ヶ月かけてダウンロードするように執筆していくそうです
ただただ驚くばかりですが、驚きのポイントはまだまだあります
それは執筆ジャンルの多彩さなんです
デビュー作は爽やかな音楽ミステリー でしたが、同時にノミネートされていた作品『連続殺人鬼カエル男』は猟奇ミステリーでした
ご本人は、同時に応募した二作品の振れ幅を評価していただくために、もう一作応募されたそうです
その言葉通り、多くのカテゴリーの作品を生み出しておられます
音楽、猟奇、リーガルミステリー 、警察小説、コージーミステリー もありながら、それぞれに社会派のテーマが盛り込まれていたりもします
ご本人は「編集者さんのリクエストに答えて書いてくだけです」と仰られており、発注があれば時代小説も書かれるようです
この先、どれだけ進化を見せてくれるのか楽しみですね
まとめ

今回は、今この中山七里がスゴイ!と話題に!ということで、いくつかのエピソードをご紹介してきました
この記事を読んでいただいて、少しでも中山七里先生の作品に触れていただけたら幸いです
どんでん返しの帝王と言われる所以を体感し、ぜひノックアウトされてみてください
きっと癖になることまちがいなしです