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今回ご紹介する本は、多島 斗志之さんの
黒百合
です
みなさんは本を読んで驚いたことはありますか?
らくだが読書にハマったきっかけが、まさにそれだったんです
「フィクションなのに、驚くってどういうこと?どんなオチだろうと好き放題できるやん」という声が聞こえてきそうですが、ダマされたと思って
いえ、ダマされるつもりで、まずはご一読を!
らくだが実際に驚いた本をご紹介していきます
どんでん返しミステリー「黒百合」はどんな話?
推理小説というと、トリックゆえの論理性の堅苦しさが読み手を遠ざけてしまいがちですが、多島先生の著書はあらゆる堅苦しさが取り除かれたような印象のサラリと読める作品ばかりです
少年少女の淡い恋心が美しく描かれている
人物相関が少々複雑なので、ゆっくり読むのがオススメ
実在の場所や過去の人物モデルがいる
作り話でそんなコトがあり得るんか?
ワテはだまされへんで!!
まぁ、一度だまされてください(^^)
黒百合のあらすじ
舞台は1952年の夏
14歳の寺本進は、東京から六甲山にある父の旧友の別荘へ招待された
迎えてくれた一家は優しく、同い年の一彦に連れられた池で一人の少女に出会う
3人の少年少女は淡い恋心を胸に、掛け替えのない一夏を過ごす
その背景で描かれる過去の視点により、物語は思いもよらぬ真実を描いてゆく
文芸とミステリーの融合を果たした傑作長編
”文芸とミステリーの融合を果たした傑作長編” というと大げさに聞こえるかもしれませんが、本作はまさにそれです!
ジュブナイルの甘酸っぱさとエンタメを融合させつつ、最後はガーンと予想外の真実が待ってます
読み終えた後、アンビリーバブルな真相に頭から読み返してしまうこと必至ですので、ゆっくりと人間関係を把握しながら読み進めてください
この作品を最後に、多島先生は消息を絶たれました
多島先生の失踪
多島先生の失踪について、ウィキペディアからの抜粋です
2009年12月19日に滞在していた京都市内のホテルを出たのを最後に消息を絶つ。多島は1989年頃に右目を失明しており、失踪前日、弟や長女に「1か月前から左目も見えにくい。この年で両目を失明し人の手を煩わせたくない。失踪する」との速達が届き、失踪当日には友人や出版社に「筆を置き、社会生活を終了します」との手紙が届いたと報じられた
出典元:引用ーwikipedia
御歳71歳だそうですが、どこであろうとご健在であることを願うばかりです
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