この記事は広告を含みます
今回御紹介する本は、大島 薫さんの
モテたいと思っている男って
なんであんなに気持ち悪いんだろう
~本当にうまい女性のほめ方~
です
まぁ正直……書店でこの本を手にした理由は、何といっても表紙ですね
蠱惑的な表情の美少女が見つめる構図で、気づけば手にとっていた次第でして
実はこの美少女こそが、この本の著者 大島 薫さんです
大島さんは男性として生まれ、現在に至るまで様々な経験を経て、卓越した男女心理の相互理解を説かれています
そんな、色んな意味で気になる著者の最新作を御紹介します
モテたいと思っている男って
なんであんなに気持ち悪いんだろうは、どんな本?

女性とのコミュニケーションが空回りする男性
結婚できそうにない男性
セクハラがよくわからない男性
女性心理を学びたい男性

この本を読めば、目からウロコです
この本は全3章で構成されています
男性と女性はこんなに違う。セクハラ、パワハラといわれないために知っておいて欲しいこと。
今の時代、知らないではすまされないセクハラ、パワハラに関しても説明されています
初めてのデートで「この人無いな」と思われないための女性の褒め方。
コミュニケーションが苦手な男性は、ほぼほぼこの辺を誤解していると思われるので、要チェックですね!
彼女や奥さんがいる男性へ。普段から愛していると伝えていますか。
上級者編ではありますが、とても響く言葉が詰まっています

「えっ、そうなの!」
の連発です
らくだの刺さったポイント

結婚情報誌のゼクシィが2017年キャッチコピーに用いた
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」
が多くの女性の共感を得て評価されたことは記憶に新しい。男性側であっても、いまや結婚しないという選択肢は普通にあり得るのだという感覚は持っておきたい。
なにも下ネタや性的な接触だけがセクハラになるわけではない。女性という性を偏見や差別で捉えることのないよう、「女の幸せは結婚・出産」という感覚を当たり前に持つことはやめていかなければならない。
たとえば上司がいい時計をしていたら「その時計いいですね」と褒めたりするだろう。それが彼女や奥さんの髪型のこととかになると急に褒めなくなる……みたいな。
小手先のテクニックなんかいらないのだ
「2人で幸せになろうよ」。
女性にも相手を幸せにしたいという想いは当然ある。結婚は2人でするもの。
これが「2人で幸せになろうよ」的なニュアンスが含まれているとよりいいなと感じる。
結婚後も驕ることなく、2人で相談しながら一緒に歩んでいくという姿勢を見せた言葉を選ぶことが大切だろう。
よく「真面目」であることを自分のアピールポイントにする男性がいる。おそらく女性が「浮気をしない男性がいい」とか「遊び人はちょっと……」みたいに聞いて、真面目であることがプラスだと思ったのだろうが、真面目であるということとつまらないということをしばしば混同している男性を見かける。
つまらないと思わせない男性でいることも大切だ。
悲しみと諦め。
喧嘩の発端は「疲れた」といった彼女に彼氏が
「なんでお前いっつもそういうこというの?」
と返したことが発端だ。
「だってヒールが……」
「俺は最初からそんな靴やめとけって言ってただろ」
彼女はそこで黙ってしまった。
「ほら、またそうやって言い返せなくなるとすぐ黙る」
と、彼氏が追い詰める。いま思えば彼女が飲み込んだ言葉は「だって、デートだから」だとわかる。
しかし、たぶん「デートだから」という言葉は彼には届かないのだろう。
それがわかるから口をつぐむのだ。沈黙は反論がないない場合だけではない。
「ああ、この人には言ってもわからないんだ……」という気持ちが沈黙にあらわれることもあるのだ。

どんだけ殺意をこらえてるか、わかってんのか?

LGBTとは
この本にも度々出てくるキーワード「LGBT」
聞いたことはあっても、ほとんどの人々がなんとなくでしか把握してないのではないでしょうか?
らくだもほとんど知識が無かったので、ググってみました

一口にLGBT(性的少数者をあらわす言葉の一つであり、他にもあらゆる表現と思想はあります)と言っても、上記のように少なく見積もっても12種類に数えられるそうです
性的多数者からすれば、取るに足らないことかもしれませんが、らくだは、これが世の中の理りなのだと驚きました
もし自分が、あるいは自身の子供が少数派だとしたら、その苦悩は計り知れません
全ての生者が幸せにというのは夢想かもしれませんが、数的強者が弱者の声に耳を傾けないのであれば、悲しい世の中ですよね
らくだはこれまで、LGBTをカミングアウトされてる方とのやりとりは、ほとんどありませんでしたが、ごく身近な存在となった時にどう接すればいいのかわからなくなってしまいます
でも本書では、その答えが記されています
なんてことはない。普通に接すればいいのだ。過度に距離を置いて話す必要もないし、かといって初対面で恋愛面やセックスの話などをしていいわけでもない。それは一般的な会話のマナーとしてそうだろう。
(中略)
「ゲイは男と見たら見境なく欲情する」とか「女は髪の毛を伸ばすもの」とかそういう枠組みで他人と会話するのは、「君はメガネをかけてるから頭がいいんだね」と論じるくらい稚抽で愚かだ。だって、あなたがいま話しているのは「その人」であって、「メガネ」ではないのだから。
